写経を致してみませんか。

2023.10.15

写経を致してみませんか。

写経は京都のお寺に限らず、多くのお寺にて受け付けておられます。

しかも、その歴史は随分と前から行われていたようです。

筆が筆記具として当たり前の時代は猶更であったことと想像致します。

薄紙をお経の本の上に置き、一心に筆を進める、最初は大事な故人へのお供養を願い、或いはご自身の願い成就の為にと。

しかし、写し進むうちに雑念が浮かばなくなり、一心に写経に望んでいる自分がそこにいます。

座禅と全く同じです。

写経は勿論自分の家で致す方もおり、どこででも取り組むことが出来ます。

只、時にはお寺へお越し頂き、普段と違う環境へ自分を置き、少し自分へ拘束感を持たせて取り組んでみては如何でしょうか。

写経を致していますと、最初はお寺の庭にやって来て鳴いている野鳥の声に耳を澄ませていた自分が、途中からその声はスッカリ耳に届かず、写経三昧(しゃきょうざんまい)になっている自分がそこにいることを感じることが出来ると思います。

霊源院の写経はお手本を下に敷いて、なぞる形ではなく、直接、紙になぞっていく形ですので、筆運びが少し苦手なお方でも十分に取り組むことが可能です。

そして、一般に写経と言えば、「般若心経」が多いかと思います。

霊源院はその「般若心経」と「延命十句観音経」という比較的文言が短いお経の二種類の写経を用意致しています。

般若心経は、慣れていないお方はやはり、一時間くらいかかりますが、延命十句観音経の方は二十分もあれば十分に最後まで写せると思います。

時間の無い方、写経に敷居の高さを感じておられる方はこちらから取り組んで見て下さい。

延命十句観音経は「私は観音様に帰依します、ひたすら観音様の功徳を念じますので、どうぞ、救いの手を差し伸べ下さい」というお経です。

しかも、霊源院の御本尊様は「千手観音菩薩」です。

心を込めて致した写経はご本尊様へお供え致します。

水子供養でご縁を頂いています皆さんは先ず、お亡くなりの赤ちゃんへの追善供養に、是非、なさってみて下さい。

大事なお亡くなりの赤ちゃんもきっと喜んで下さいます。

お申し込みは私がお寺に居ります時は基本、写経をお受け出来ますが、只、留守の時、居りましても対応出来ぬこともあります。

写経が可能かどうか、時間、日時のお問い合わせはご遠慮なくなさって下さい。

ヤクルトの幸せ。

御本尊を始め、各仏壇へ朝、浄水をお供え致します。

その後、自分の朝ごはんを頂きます、多くは食パンとコーヒーを頂きます。そして食後の楽しみ、「ヤクルト」を頂きます。

何故か、ヤクルトを頂くときは椅子ではなく、立って背筋を伸ばして頂きます。

あの小さな器の甘酸っぱい味の飲み物は、子供の頃と少しも変わりません。

変わったことは、子供の頃は小さなガラスのビンに入ったヤクルト(リターナブル)です。牛乳瓶と一緒の、宅配を頂き、ビンを返す飲み物でした。

その当時は十分に高級な飲み物であったイメージです。

記憶ではそんなに当たり前に頂いていなかったので、飲むときの幸せが未だに残っています。

今ではプラスチックの入れ物になって、基本の大きさは変わりませんがお洒落な入れ物です。しかし何より、ヤクルトの味は不変です。

食事の後の一本で子供の頃の味が蘇り、幸せなな気持ちが溢れてきます。

こういう飲み物、食べ物がこれからも残り、次の若い世代の皆さんの支持を頂き、続いて行って頂きたいものです。合掌