故人へ想いを伝える、毎歳忌法要。

2023.05.22

故人へ想いを伝える、毎歳忌法要。

蓮華堂左外にあります掲示板、此方に毎年のお正月に年回法要の御案内を張り出しています。水子供養へお越しの皆さんが何時も、多く目を止めて下さっています。

お亡くなりの赤ちゃんが亡くなった年度と突き合わせ頂きますと、所謂、一周忌、3回忌、7回忌と巡り合わせの回忌法要がご確認出来ます。

近年は確認頂いている方が多いからでしょうか、釘掛け供養、永代供養の区別なく、お若い皆さん、ご家族の皆さんが赤ちゃんの○○忌をお願いしますとお声掛け下さる機会がとても多くなりました。

皆さん、ご自身の地蔵尊を大切にお持ちになり、本堂で回忌法要を勤められ、真摯にお手合わせなさります。

さて過日に、お亡くなりの赤ちゃんの毎年の命日に致す法要、「毎歳忌法要」のご依頼を頂きました。

臨済宗ではご本山の開山様、各お寺の開山様の毎年の命日には「開山忌」として毎歳忌法要を致します。

1,3,7,13,17,23,27,33の年回法要と別に、毎年の故人の命日に致す法要を「毎歳忌法要と言います。祥月命日法要と同じように考えて頂ければ良いと思います。

霊源院の檀家さんはその大事な故人の毎歳忌法要をお寺の本堂ではなく、ご自宅のお仏壇にて行われる方が多くおられます。私は、檀家さんからご依頼を頂き、ご自宅の仏壇にて、ご先祖の毎年の法要、ご回向を勤めさせて頂く機会が多いです。

さて、水子供養へお越しの皆さんが故人(お亡くなりの赤ちゃん)を弔う、「仏壇」は蓮華堂、絆縁堂ですので、この法要はお寺へお越し頂き、霊源院の本堂と蓮華堂、絆縁堂にてお勤め致します。

今回ご依頼頂きましたお方は随分と前に永代供養地蔵尊を奉安なされたお方で、まだ、お若い世代です。

既に、何回も毎歳忌法要を致しておられますので、近しくお付き合いを頂戴致し、そして又、何時ご丁寧な対応を下さり心から感謝致しています。

今年も例年通り、本堂と蓮華堂でのご回向のお約束を頂きお越し下さいました。ご自身の永代地蔵尊を大切に抱え、お声掛けいただき毎年の法要を共にさせて頂きました。

地蔵尊へ向かい、お手合わせの姿をお勤めを致しながら拝見致しますと、お亡くなりの赤ちゃんへの愛おしい、深い想いが伝って参ります。赤ちゃんへその想いは間違いなく伝わり、ご自身のお心にも安寧が広がっていることを確信致しました。

何卒、お亡くなりの赤ちゃんへご自身方の想いを伝える、「毎歳忌法要」、多くの皆さんからお声かけ頂けますこと祈念致します。

細かいお問合せはご遠慮なくご連絡下さい。

池の金魚が嬉しそうに泳いでいます。

蓮華堂前の池に金魚がいることは皆さんご存知のことと存じます。

小さな池ですが、お堂へお参りの子供さんは当然に覗き込み、その池で泳ぐ金魚に歓声を上げて下さっています。大人の皆さんも覗き込みながらゆったりなさっている姿を拝見致す機会がとても多いので張り合いを感じています。

緑に囲まれた庭の中の小さな池で泳ぐ金魚も又、お参りの皆さんに安らぎを提供いたしているのだと思いますと心から喜びを感じます。

さて、その金魚ですが、かつては近くの鴨川から飛来致す鳥、「ゴイサギ」に襲われ全滅してしまうこともありました。

様々な防御策を致しましたが効果が無く、辛い想いの時もありましたが、ここの所はその「ゴイサギ」の飛来、攻撃も無く金魚も「のびのび」と泳いでいます。

自然界の巡回を考えますと、鳥が飛んできて、金魚を持ち去ることも自然界の中の一部ではあるのですが、出来れば金魚がのびのびと泳ぐ姿を見れる幸せが長く続きます様に願いたいものです。

さて、4月の末頃からの気候の変動には悩まされます、暑いかと思えば、温度が急降下致し寒くなり、本当に気候が安定致さぬ日が続いています、コロナこそ随分と収まって来ていますので少しはほっと致していますが、この温度変化は又別格に辛いですね。

身体が季節に中々馴染みません。

どなた様も体調管理には油断なさらずにお過ごし下さい。合掌