お正月もアッという間に。

2023.01.08

京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

お正月もアッという間に。

新年おめでとう御座いますと言っているうちに1月も随分と日を重ねています。

年末、年始は多くの皆さんが何時も以上に水子供養にお越し下さっています。

お堂内の線香立てが溢れますと私がかたずける前に、お参りの何方かが綺麗にして下さり、次のお参りのお方に不自由でないようになっています。

お供え致す線香が筒から無くなりかければ、どなたかが、筒の中へ線香を補充下さっています。

蓮華堂は、本当の意味で「みんなのお堂」となっています。

今の時代、ネットを通して様々な物が簡単に購入出来、知識、情報も何処かへ出かけなくても容易に手に入れることが出来ます。

しかし、ご自身にとって大切なお亡くなり赤ちゃんの供養は自分が足を運び、線香、お供えを致し、お手合わせを致すことでしか、供養を実現致すことは叶いません。

その供養を実現できる場所、蓮華堂、絆縁堂を皆さんが大切に思って下さっていることを強く感じています。

皆さんと共に、これからも大事に致して行きたい「空間」です。

再度、お参りの皆さんへお願い。

蓮華堂は毎日朝7時から夜の9時迄お参りが出来る事はご存知の通りです。

朝の7時からお参りにお越しの方も決して珍しくありません、そして、夜も9時の際迄、お参りのお方がおられます。

私は9時を目途にお堂へ行きまして、一日のお参りの皆さんが使われたゴミ箱を片付けています。

過日も何時も通り、お堂へ参りますと、電気は消えていますのに、中へ入りますと、とても室温が高くびっくり致しました。

慌てて電気をつけますと、エアコン、電気ストーブがフル稼働致していました。

勿論、寒い時期ですので電気ストーブも用意致していますし、エアコンもご利用頂いたら良いのです。

しかし、火の元、特にストーブは怖いです。

お寺は火災で焼失致すことが昔から比率として多いです、それは、ローソク、線香、香炉、お客様への暖房等の火の元が多く、残念なことにそれに起因して、大切なお寺が無くなってしまうことがあります。

私も日々、必要以上に火の元へは目を配っています。

お堂へ必ず、夜に行きますのはそれも大きな理由の一つです。

エアコンはまだ、つけっぱなしでもめったな事は起こりにくいと思いますが、「電気ストーブのつけっぱなし」はとても怖いです。

うっかりの、消し忘れかとは思いますが、皆さんの大事なお堂が「焼失」では取り返しがつきません。

何卒、火の元の「始末」だけは十分なお気遣いをお願い致したく存じます。

遠方からお参りへお越し下さいました。

檀家さんのお参りからお寺へ戻りますと家内が「今日は遠くからお参りに来て下さいましたよ」と嬉しそうに話してきました。

蓮華堂へ水子さんの供養に地蔵尊を奉納なされている方が、ご自身の地蔵尊へお参りにお越しになられました。

宮城県からお越し下さったのです。

わざわざに玄関へお越し下さり、ご丁寧なお供えと共にご挨拶を頂いたとのことです。私はお会い出来ませんでしたが、とても嬉しい出来事となりました。

正月が終わり、2月を迎えましたらば、春を待つまでの厳しい寒さが待っています。

ニュースを見ますと、コロナの感染も増えているようです、早い収束を願いますが、先ずは寒さと、コロナ、十分に気を付けて、日々を過ごして行きたいです。

どなた様も十分にご自愛下さいますこと、祈念申しあげます。合掌