本堂のお勤めを音響でお伝え出来るようになりました。

2022.07.28

京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

本堂のお勤めを音響でお伝え出来るようになりました-蓮華堂

水子供養でご縁を頂きました皆さんは日々、途切れることなく蓮華堂へお参りを継続頂いています。

お堂内でお亡くなりの赤ちゃんと懇ろにお話しをなされお参りなされています。

そして、蓮華堂回向(ご依頼の日にお亡くなりの赤ちゃんへお経をお供え致す)のご依頼も多く頂戴致しております。

皆様の思いの日に御本尊、地蔵尊の前でお経を勤めさせて頂いています。

お陰様で多くの皆さんからご回向のご依頼を頂いています。

張り合いを持ってお勤めさせていただいています。

それとは別に、私が霊源院本堂でお勤めを致す機会は思いの外多く、此方も又、僧侶としての張り合いになっております。

本当は日時のタイミングさえ合えば、お参りの皆さんと本堂でお手合わせ頂き、故人へお焼香を頂きますのが、理想なのですが、水子供養へお越しのお方へのご回向、お檀家さんの法要等にて、中々、直接にご回向のご縁を繋ぐことが出来ません。

結果として、お申し込みの用紙に従い、私が一人で、蓮華堂でお亡くなりの赤ちゃんへご回向を致すことが常となってしまっています。

勿論、ご依頼に従い、粛々とお勤めは致しますので、ご安心頂き、これからもお申し込みは是非、お待ちは致しております。

しかし乍ら、霊源院へお参りに行くとお勤めのお経が聞こえ、亡くなった赤ちゃんが喜んでいるような気がしますとのお声も多く聞いておりました。

そこで、スタッフの皆さんへそのお話しを致しました所、ならば、和尚が本堂で檀家さんへのお勤めであれ、お寺の行事のお勤めであれ、そのご回向が蓮華堂へお参りの皆さんへ何気に届く音響のシステムがあれば、お参りの皆さんが喜ばれるのではないですかとのご意見を頂きました。

早速出入りの電気屋さんへ相談致しますと、「今の時代ですのでマイクで拾った和尚のお経の声がお堂へ自然と伝われば、お参りの皆さんもさぞ、お喜びになるのではないですか」とのご意見を頂き、簡単な操作で和尚の読むお経が蓮華堂、お墓へ聞こえるように、環境を作りましょうと述べて頂きました。

機械操作の苦手な私でも簡単に対応できる、音響設備を作って下さいました。

これからは、折に触れて、本堂のお勤めが蓮華堂へ向かい、聞こえるようになります。

お亡くなりの赤ちゃんがお喜び頂けるよう、機会を造り、ご回向致して参ります。

お参りにお越しになられ、スピーカーから聞こえるお経を耳になされましたら思いお越し頂きたく存じます。

施餓鬼法要へのご参加のお問合せを頂きました

夕方、食事を致していますと、玄関のインターホンが鳴りまして出ますと、何時もお参りにお越しの顔なじみの若い男性。

蓮華堂の掲示板に貼ってある、施餓鬼法要のことについてお尋ねいたしたいとのこと。

申し込みの手順、行事内容を一生懸命にお尋ね頂きました。

行事の内容をお伝え致し、参加の方法、費用をお伝え致しますと真剣に聞いて下さいました。若い世代のお方からのお問合せ、霊源院の御縁の皆さんの近しい距離間に嬉しくなりました。

次年度からは水子供養へお越しの皆さんがお気軽に施餓鬼法要へご参加いただけます様、簡略な申し込み用紙を蓮華堂へ用意致す心づもりです。

来年は檀家さんのお参りと共に、水子供養の皆さんが当たり前に施餓鬼法要に参加なされ、お焼香致し、お供養のお弁当を召し上がられて歓談なされている姿を拝見致すことが出来そうです。

楽しみに致しております。

コロナ感染の増大が心配です

先に述べました霊源院の一年の中で一番大きな行事、施餓鬼法要を前に、コロナ感染者が増大致しているようです。

心配は尽きませんが、食事を頂く距離を開け、お参りはお座り頂かずにお焼香の後は退出頂く、消毒を徹底致す等、感染防止に努めております、皆さんが法要へお越し頂き、来て良かったと思える行事にと思っています。

何卒、御協力の程、宜しくお願い申し上げます。合掌