釘掛け地蔵尊に番号が付きました

2022.07.03

京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

釘掛け地蔵尊に番号が付きました

蓮華堂の釘掛け地蔵尊の背中に、花の名前と番号が付きました。

霊源院の水子供養では、本堂に各家の釘掛け地蔵尊をお祀り致し、お供養へお越しの皆さんの地蔵尊として入魂の作法を致します。

お焼香を頂くことでご自身方の地蔵尊との思いをより深め、お亡くなりの赤ちゃんへの追慕のお気持ちを伝えます。

本堂での作法が終わりますと、外の蓮華堂へ各家の地蔵尊を奉安へ参ります。

堂内の御本尊(地蔵尊)へ読経、此方でもお越しの皆さんにご焼香を頂き、各家のお亡くなりの水子さんをお守り頂きます様ご本尊へ願掛けを致します。

その後にご自身方の地蔵尊を奉安致していただきます。

各家のくぎかけ地蔵尊は、その月の奉安棚に一年間お祀りいたします。

法要後にお参りを希望される方は、朝7時から晩の9時まで、ご自由に自分の家の地蔵尊へお参りください。

くぎかけ地蔵尊の形は皆さん一緒ですので、自分の地蔵尊と解るように思い思いに服を着せてあげたり、地蔵尊の前に玩具、目印となる根付等をお供えなされています。

地蔵尊へ着せてらっしゃる服は拝見いたしますと、びっくり致す程精度が高い、可愛らしい手作りの服もあります。

思わず可愛いと声を出すほどです。

これらの工夫はご自身方の地蔵尊が多くの地蔵尊の中に埋もれ、自分のお地蔵さんが解らなくなった時の目印、そして、何よりお亡くなりの赤ちゃんへの深い思いの表現です。

それでも、自分のお地蔵さんが解らなくなり、お寺へお問合せのお方様が稀におられます。

そのことを蓮華堂の掃除、お守りを致されているスタッフへお話いたしました所、実は自分たちもそのような問合せは珍しくありませんとのお話しでした。

スタッフから自分のお地蔵さんにナンバーが付けば随分と自分のお地蔵さんが認識できるのではとのご提言を頂きました。

お世話になっている業者さんに相談致しますと、早速に棚ごとの番号、花の名前がセットのシールを作って下さいました。

現在、このシールを月末に当月の地蔵尊をお下げ致し、その後に釘の背中にスタッフがシールを張って下さっています。

このシステムを始めて、まだ2か月ですが、どなた様にも好評です。

このお堂に皆さんの地蔵尊を一年間奉安致しますので朝7時から夜9時までご自由にお参り下さいと申し上げますと、皆さん早速に手帳へ番号を書くか、スマホで番号の写真を撮っていらっしゃいます。

とても嬉しそうに、ご自身の地蔵尊を撮っていらっしゃるのを拝見いたしますと、一生懸命に亡き赤ちゃんの菩提を願い、お参りへお越し下さることが容易に想像でき、嬉しくなります。

スタッフの皆さんの有難いアドバイスへ心より感謝申し上げたいと思います。

 暑い日が続きます

さて、今年のこの暑さは昨年までとは又、違うように思います。環境が保持されることは心から願っていますが、先行きが心配です。

先ずはどなた様も熱中症へ注意は怠れません。

十分に注意致し、日々を過ごして行きたいものです。合掌