水子永代供養の読経を致しました。

2024.01.25

水子永代供養の読経を致しました。

昨日、24日に蓮華堂、絆縁堂にて永代水子供養をなされている皆さんの亡き赤ちゃんのご回向を致しました。

ご報告申し上げます。

蓮華堂へ入り、ご本尊地蔵尊へ合掌、礼拝致し正面を見ますと、お正月のお供えに続き、既に節分のお供えが多くあります。

どれ程に多くの皆さんが節目、節目に大事なお亡くなりの赤ちゃんへお参りなされているかが直接に伝わり、お守りの甲斐を改めて感じるところでした。

永代水子供養の回向の後は、各棚の前にてお焼香を致し、釘掛け供養の皆さんの亡き赤ちゃんの供養も同じく勤めさせて頂きました。

各棚の地蔵尊へのお供えも拝見致しますと、心のこもったお供えが多く、蓮華堂、絆縁堂へお参りの皆さんの想いの深さを強く感じました。

只、少し残念なことですが、蓮華堂内でお願い致しているアンケート(霊源院の水子供養がこれからも皆さんの拠り所となれますよう)に、ご自身の地蔵尊の前までお隣のお供えがはみ出して来ており「悲しい気持ちになりました」とのご意見があり、その旨、お堂内で告知を致しましたが、お経を読みながら、各棚を見て回りますと、まだまだ多くの皆さんがお隣りへはみ出してお供えなされている光景が確認できました。

ご自身のお亡くなりの赤ちゃんへの深い想いは十分に了解出来ます、しかし、お隣のお方も又、その想いは全く変わりません。

蓮華堂、絆縁堂に帰って来られる亡き赤ちゃん方が、皆仲良くここで皆さんのお参りを待っておられます。

お亡くなりの赤ちゃん方の穢れの無い、清い心を想い、はみ出しのお供えは慎み頂きたく願います。

何卒、皆さんが安心と喜びの気持でお参りが出来ますように、お気遣いを頂きたく思います。そして、そのお気遣いの気持がそのまま亡き、大事な赤ちゃんへの追善供養となるのです。

この厳しい寒さでも色とりどりの花が。

みんなの花壇、隙間なく色とりどりの花が絶えません、けっして色鮮やかな花の時期ではありませんが、花壇へ目を遣りますと、この寒く、少しくらい季節に、心が明るくなる程、艶やかな花が絶えません。

花壇を作りました当初は私たちが花を植えて、皆さんがお手を出して下去るのを待っていましたが、最近は水やりも含め、皆さんがご自身の思いで、しっかりと管理下さっています。

これ程に皆さんが管理下さるとは思いもしませんでしたが、これも皆さんがお亡くなりの赤ちゃんへ追慕なさるお気持ちの強さがなせることなのですね。

近世になり、先祖供養も含め、少しお供養の大切さが省略なされる風潮が広がっているような気が致します。

しかし、ご先祖に関してはご先祖がおられて、今日の私が有ります、両親の加護があってこそ、そして、私の亡くなった赤ちゃんは何より私にとって大切な存在、そんな気持ちは無くしたくはありません。

その深い想いを表現するところが、お墓であり、水子さんをお祀り致しているお堂なのです。

みんなの花壇を含め、お堂が生き生き致しているのは、そんな皆さんのお気持ちが込められているからなのです。

お守り致す私は勿論、お参りの皆さんもそこを忘れづにこれからもお越し下さりたく願います。

昨日からの寒波は京都の私たちは勿論辛いですが、能登の地震被害を受けられた皆さんは想像以上の辛さと思います、少しでも早く良き状況になられますことを祈念致しますと共に、どなた様もこの寒波を無事に超えられます様祈念致します。合掌