嬉しいご報告をお聞き致しました

2022.08.27

京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

嬉しいご報告をお聞き致しました

過日の日曜日、檀家さんのお参りから戻り、隣の龍眠庵の裏の入り口を開けた時、トイレへ向かわれる若いご夫婦と鉢合わせ致しました。

「こんにちは」とお声掛け致しますとご丁寧にお返し下さいました。

そして横におられた奥さんのお腹が大きく膨らんでおられたので、「お目出度ですか?」とお尋ねいたしますと、「ハイ、明日生まれる予定です」と喜び溢れるお声でご報告を頂きました。

お祝いのお言葉をお掛け致し、お別れを致しましたが、良いタイミングでお会い致し、嬉しいご報告を頂戴出来たことに感謝です。

霊源院はお檀家さんのご縁を頂き、お寺の護持運営を致しております。

それと共に水子供養を通して皆さんとご縁をお繋ぎ頂いています。

水子供養へお越しの皆さんは様々な背景でお亡くなりの大事な赤ちゃんのお供養へお越しになられています。

その中で、流産で大事な赤ちゃんを亡くされたお方様は家族でお越しになられることが多く、先に授かったお子さんとご一緒にお越しになられることも多く、ご一緒のお子さんも熱心にお手合わせなさいます。

そして、最初の待望の赤ちゃんを亡くされたご家族も、もちろんおられます。

先ずはお亡くなりの赤ちゃんのお供養が第一義ですが、供養が終わりました時にそのような方々に私が必ず申し上げる言葉があります。

「蓮華堂、絆縁堂へこれからは是非お参り頂きたく願いますが、お越しになられ亡き赤ちゃんの追福菩提(ついふくぼだい)を祈念なされた後は是非、新しい命との出会いもご祈念下さい、そして、新しい命と巡り会われました時は、御本尊へその新しい命が元気に育まれるよう祈念下さい、更には今おられる元気なお子さんの末永い幸せもお祈り頂きたい」と申し上げています。

蓮華堂、絆縁堂はお亡くなりの大事な赤ちゃんのお供養の場であることは当然ですが、御本尊地蔵尊は皆さんの幸せに寄り添い、大事な新しい命の誕生へも寄り添って下さいます。

そのようなお気持ちを忘れずにお参り下さいましたら、「願い」は必ず叶うと信じます。

蓮華堂回向を致しましても蚊に刺されません

お参り先、お寺へお越しのお客さんへも何回かお話し致してはおりますが、今年は蚊に刺されかゆい思いを致すことが殆どありません。

蓮華堂で亡き赤ちゃんへお届け致す、蓮華堂回向。

ご依頼に基づき私一人での指定日の回向と共に、日時を摺り合わせの上、ご依頼のお方と共にお堂で直接に回向致す機会も多いです。

皆さん熱心にお手合わせ下さいますが、夏は蚊に刺される時が多く、私もご依頼のお方もかゆみに悩まされることが多いのが夏のご回向時の通例でした。

ところが先に述べましたように今年の夏は違います。

連日の猛暑の為、蚊が飛んでいません、お寺はお墓の前の水鉢に雨水がたまり、蚊の発生は何処よりも多いのが常です。

それが、ご回向中に蚊に刺されるということが全くありません、有難いのですが環境の激変の結果と考えますと喜んでばかりはいられないような気が致します。

そして、秋の涼しい時期に合わせ蚊が発生致しましたら困ります。

この猛暑、今年限定であるように願わずにはおれません。

本日の天気を見ましても、この猛暑はまだまだ続きそうな感じです。

コロナの感染増大に対する警戒と共に熱中症の予防からも目が離せない日々が続きそうです。

くれぐれも、皆さん油断の無いよう日々、お過ごし頂きます様祈念致します。

金魚だけは涼しげです

蓮華堂横の池の滝の音を聴き、池の金魚が涼し気に泳ぐ様子を見ますと少しだけ涼しさを感じます。

蓮華堂入り口に掛けています「サヌカイト石」の風鈴は残念ながら少しも鳴らぬほど、風がありません。

それでもお堂前の木立の影で感じる涼しさには感謝です。

お参りの帰りには金魚と木立の陰で少しでも涼しくなってお帰り下さい。合掌